3月のチケット

3月の公演予定が出始めてる。一応チェックしてるけど、ほとんど取ってない。

いままでだったらほかの出演者とか公演内容もほとんど気にせず、「囲碁将棋」の文字だけで条件反射で先行かけてたのに。

「寄席で同じネタを何度もやるのが苦痛」って言ってたことにショックを受けてしまって、ライブに行く気になれなかった。あの発言からまだひと月も経ってない。

すでに申し込んでたライブもあんまりわくわくせず、「大宮遠いし、今日はいいかな」って何度も思いながら結局足は運んでた。行けばちゃんとおもしろかったし。

私だって同じようなネタ何度も見るより、毎回違うネタ見たい、最近やってないあのネタ見たい、とか思ってたので、そんなこと言われましても…みたいな気分になった。それでも客電が落ちた時の期待感と、出囃子を聞いたときの昂ぶりは変わらないし、実際ネタ見たらおもしろい。来てよかった!って思える。

賞レース関係なくなったんだから、4分の縛りもないし、12月にピークを持って行くような調整もしなくていいし、寄席向きじゃなくても万人受けしなくても、好きなネタをやったらいいじゃん、というのが個人的な気持ち。

もともとネタはたくさんあるし、今でも新ネタ作ってるようだし。

個人的には同じ60分ならいろんな人のネタを見るより、彼らだけを見たいよ。でもそういうライブはないから寄席見に行ってるとこある。

この半年いろいろ行ってみて、やっぱり「コーナーライブ」の面白さはよくわからなかった。周りに合わせて笑ってしまうけど、自分が見たかったものってこれなのかな?って思うから、帰り道なんとなくしっくりこない。特にもういいかなって思ったのはセブンライブみたいな、大勢の人がでるやつ。もともと大宮のノリにはまらないのもあるので、というか、大宮に限らず、「くだり」?みたいな芸がちょっとよくわからない。

前は勢いだけで取ってたチケットも、冷静になってしまって「また同じようなメンツ…」「苦手な芸人さんが出る…」とかの理由で食指が動かなくて、チケットを取らなくなってしまった。

あの日はすごくショックだったけど、夢から覚めたというか現実的になったというか、好きだけど別に無理しなくていいんだ、ってより一層思うようになった。

いま彼らが活動を辞めても悔いがないくらい、熱心に追いかけたし楽しんだし、別にいいのかなって。

Youtubeも実は私はあまりハマってなくて、本人たちが楽しいならそれでいい。再生回数を増やしてあげたい、みたいな熱の入り方はしてない。(ネタをやるコンディションが悪すぎるのと、車中トークのテンションが作り物っぽくて好みじゃない。映像はきれい。いいディレクションしてくれる方との出会いがあってよかったねって思う。SNSの運用もそつなくて好き。)

 

https://comic-days.com/episode/10834108156659883843

なんで急にこんな話なのかというと、今日これを読んだから。

推しがいなくなった隙間を別の推しで埋めて。誰かが仕事辞めても、別の人がその仕事して、全然支障なく会社は回っていくんだ、っていうのを自分の経験と重ねてた。

彼らがいなくなったら心に穴が開くけど、時間が経てばまた別の推しを、趣味を、見つけていくんだろう。悲しい出来事があってもたぶん受け止められるなって思った。絶対落ち込むだろうし喪失感すごそうだけど。でもやれることは全部やったし、悔いなく追いかけたよって言えると思えた。