楽しい読書

本を読むのが好きだ。本屋に行くのが好きだ。

よく読むのは、雑誌、漫画、小説、エッセイ、実用書。

寝る前、テレビを消して、布団の中で、眠くなるまで読んでそのまま寝る、のが一番好きな読み方。あまり面白くない本を読んで無理やり眠くなるのも好き。

本を読んでいる間は、本の中の世界にいられる。日常ではない世界に行ける。

面白かった小説は読み終わるのがもったいなくて、あえて少し寝かしたり。

本屋に行くのも楽しい。雑誌、コミック新刊平台、文芸書新刊をだらだら見て回る。気になるものがあれば手に取る。パラパラめくる。立ち読みする。「買い」だな、と思えば気に留めておく。一周した後で取りに戻りレジへ行く。帰りの電車で少し読む。本屋を一周してもピンとくる本がなかったときは、アンテナが弱っているな、枯れたなと自分に対して残念に思う。

気になるけど今ではないな、という本はamazonのほしいものリストに入れておく。書店で買うこともあるし、そのままamazonで買うこともある。

コミックはシュリンクされていて中身が確認できない。気になったものがあればその場でぐぐる。画像検索して中身を探る。面白そうなら買う。たまに直感で買う。表紙と裏表紙だけ見て買う。特典ペーパーが入っていて、裏表紙がよく確認できないときは結構大きな賭けだ。最近よく賭けに負ける。一応最後まで読むが、本棚に入らずそのまま古本屋行き。残念だ。試し読み用の小冊子があれば手に取る。暇なときは片っ端から読む。気に入れば買う。twitterで流れてきたひとコマが面白ければ買う。これは割とハズレなし。ツイートするときは要出典でお願いします。気に入った漫画は買う。新刊が出れば買う。でもだんだん失速する。私が飽きただけかもしれないけど。ギャグマンガでサブキャラに話を広げだすと失速のサイン。そういう本は途中まで残して処分する。面白かった3巻までを手元に残す。この漫画は私の中ではここで終わり。とても楽しい漫画。だから長期連載が全然終わらなくても気にならない。みんな、グダグダになったって文句言うけど、でも連載の初期楽しかったでしょ?わくわくしたでしょ。毎週ジャンプが楽しみだったでしょ?大風呂敷をきれいにたためなくても、漫画に楽しませてもらったあのわくわくは消えない。それで十分。楽しかった思い出だけで十分。大好きな本は何度でも買う。持ち歩きたいので文庫が出たら買う。老眼に備えて、版型の大きいのも買う。カラーページも収録してくれてるし。封神演義ジャンプコミックス、完全版、文庫版で3セットある。読む用、読む用、読む用。神聖モテモテ王国の新装版は、ながいけんへのお布施と思って買った。漫画家続けてくれますように、と思って。岸本佐知子さんのエッセイはとにかく持ち歩きたくて文庫が出たら買う。カバンに一冊入れておく。どこから読んでも楽しいし、何度読んでも楽しいので、待ち合わせまで時間があるときとか、役所や病院で待たされるときに取り出して読む。

雑誌でよく買うのは週刊誌、ファッション誌。暇で暇で何か読み物がほしいとき、ゴシップが気になるときに文春か新潮を買う。頻繁には買わないので連載の入れ替わりっぷり、入れ替わらなっぷりに驚いたり。小説はいつも途中からしか読めないけど、それなりにおもしろい。コラムの連載陣は文春のほうが好き。面白かったけどいつの間にか終わってしまったものもあれば、つまらないのにいつまでも続いていていやになるものもある。面白くないのになんでいっぱい連載もってるんだろ?とも思うが、そういう人は一定のクオリティで安定して量産できるので出版社側から重宝されているのかな、と思うことにする。ファッション誌は美容院で読むのも好き。VERYやSWEETやOggiを出される年ごろ。グルメ誌やタウン誌を出されると、年齢不詳の奴と思われているんじゃないかと少し不安になる。ペラペラな紙の雑誌のあの独特の匂いがすごく好きで、ずっと嗅いでいたいくらい。買って帰っても翌日にはもう匂わなくなってしまうので寂しい。特に締めもなく終わり。